売上分析の見方と各項目の意味

売上・販売個数・予想利益・商品原価の違い、分類や期間指定、回転率の読み方をまとめた売上分析の入口記事です。

売上と在庫の商品データをグラフや構成比、回転率で分析する流れを表したイラスト
売上と在庫を同じ条件で集計し、推移・構成・回転率から商品の動きを確認します

この記事で分かること

  • 売上分析で絞り込み、表示する値、期間、分類をどう組み合わせるか
  • 売上・販売個数・予想利益・商品原価と、注文期間・商品登録期間の意味
  • 回転率の計算方法、表示値を切り替えたときの見方、Amazon側の数値と差が出る理由

売上分析を見る基本の流れ

  1. STEP 1

    対象を絞る

    タグ、カテゴリー、発送方法、コンディションなどで見たい商品だけに絞ります。

  2. STEP 2

    見たい値を選ぶ

    売上、販売個数、予想利益、商品原価のどれを軸に見るか決めます。

  3. STEP 3

    期間と分類で比べる

    注文期間、商品登録期間、分類を組み合わせて、伸びている分野や滞留している在庫を確認します。

売上分析は「何を、どの期間で、どう分けて見るか」を決める画面

売上分析では、注文データと出品中商品の在庫データを使って、売上の推移、分類別の構成、回転率を確認できます。 まずは絞り込みで対象を決め、次に表示する値、注文期間、分類を選ぶと、グラフと表が同じ条件で更新されます。

たとえば「DVDカテゴリの新品だけ」「FBAだけ」「仕入先タグを付けた商品だけ」のように対象を狭めると、全体では見えにくい傾向を確認できます。 画面上部の絞り込みチップは、現在どの条件で分析しているかを見返すための目印にもなります。

絞り込みで対象データを限定する

絞り込みは、売上分析に入れる商品や注文を限定するための条件です。 タグ、カテゴリー、キーワード、コンディション、FBA/自己発送、価格帯、在庫数などの条件を使って、分析対象を必要な範囲へ絞れます。

カテゴリーで絞る

特定ジャンルだけを見る

DVDだけ、本だけのように商品カテゴリを限定すると、ジャンルごとの売れ方や在庫の偏りを確認できます。

タグで絞る

仕入先や施策単位で見る

仕入先名、キャンペーン名、担当者名などをタグにしておくと、そのまとまりだけの売上や回転率を見られます。

発送方法で絞る

FBAと自己発送を分ける

FBAだけ、自己発送だけに絞ると、在庫の持ち方や売れ方の違いを確認しやすくなります。

絞り込みは「表示される集計の母数」を変えます。 条件を増やすほど対象は狭くなるため、数値が小さく見えるときは、絞り込みチップを確認してください。

表示する値を選ぶ

「表示」は、グラフや回転率テーブルで中心にする値です。 同じ注文でも、金額で見るのか、個数で見るのか、利益で見るのかによって、強く見える商品や分類が変わります。

売上

商品代金の合計を見る

注文された商品の代金合計です。 売上規模や売れ筋のカテゴリを確認したいときに使います。

販売個数

購入された点数を見る

単価に左右されず、どれだけ数が動いたかを見ます。 低単価商品と高単価商品を分けて考えたいときに便利です。

予想利益

利益ベースで見る

入金額から商品原価、費用、手数料消費税などを差し引いた見込み利益です。 現在は注文確定前の仮の値を使う場合があります。

商品原価

仕入れ金額ベースで見る

在庫・出品分析で各商品に入力した仕入価格を使います。 どの仕入れ分が売上や在庫に残っているかを確認する見方です。

Amazonアプリ側の数値とは、返送や所有権の放棄の扱い、保留中注文の仮計算、支払い確定前後の反映タイミングによって差が出ることがあります。 売上分析はWatchBell内で取得・計算している値として見てください。

注文期間と集計単位を決める

注文期間は「いつ注文された商品を見るか」です。 今日、昨日、今月、過去30日間、全期間、カスタム期間などから選びます。 その右側の集計単位は、選んだ期間をどの粒度で並べるかを決めます。

日・月・年表示

時間の流れを見る

日表示は1日ごと、月表示は1か月ごと、年表示は1年ごとに集計します。 売上推移や季節変動を見たいときに使います。

時間別・日別

注文が多いタイミングを見る

時間別は0時から23時、日別は1日から31日に振り分けます。 どの時間帯や月内のどの日に注文が寄るかを確認できます。

曜日別・月別

周期の傾向を見る

曜日別は月曜から日曜、月別は1月から12月へ振り分けます。 曜日や月による偏りを見たいときに使います。

たとえば「過去30日間 × 日表示」なら、直近30日の流れを1日ごとに確認します。 「今年 × 月別」なら、今年の注文を1月から12月へ振り分けて、月ごとの偏りを見ます。

分類で内訳を比べる

分類は、選んだ表示値をどの切り口で分けるかです。 注文タイプ、注文状態、発送方法、コンディション、カテゴリー、価格帯、予想利益、商品原価、利益率、投資利益率(ROI)、ランキング、タグで分けられます。

たとえば「カテゴリーでDVDに絞り、分類をコンディションにする」と、DVDの中で新品と中古がどのくらい売れているかを見られます。 「分類をタグにする」と、仕入先タグや施策タグごとの比較ができます。

1つのSKUに複数のタグが付いている場合、タグ分類ではそれぞれのタグに集計されます。 タグ別の合計は重複分を含むため、全体の合計と単純に一致しないことがあります。

商品が登録された期間を組み合わせる

「商品が登録された期間」は、WatchBell上に商品が登録された時期で在庫側の集計を絞る条件です。 注文期間が「いつ売れたか」を見るのに対して、商品登録期間は「いつ登録した商品か」を見るために使います。

たとえば、注文期間を「今月」、商品が登録された期間を「先月」にすると、先月登録した商品が今月どのくらい売れ、どれだけ在庫に残っているかを確認できます。 仕入れ時期や登録時期ごとの成果を見たいときに役立ちます。

商品登録期間を絞ると、在庫グラフや回転率の在庫側の母数も変わります。 期間を狭めたときに回転率が大きく変わる場合は、注文期間と商品登録期間の組み合わせを確認してください。

回転率は「売れた分」と「残っている分」の比率

回転率は、選んだ期間で在庫がどれくらい売れているかを見る指標です。 各分類行では、画面の見出しに出るとおり「販売側の値 ÷ (販売側の値 + 在庫側の値)」を使います。 売上表示なら「売上 ÷ (売上 + 在庫価格)」、販売個数なら「販売個数 ÷ (販売個数 + 在庫数)」です。

例として、在庫価格が9万円、売上が1万円なら、1万円 ÷ (9万円 + 1万円) × 100 で回転率は10%です。 在庫が多く売上が少ない分類は低く、在庫に対して売上が大きい分類は高く表示されます。

表示を予想利益に切り替えると、回転率も利益ベースの「予想利益 ÷ (予想利益 + 在庫利益)」として見ます。 商品原価に切り替えた場合は、販売された商品の原価と在庫として残っている商品の原価を比べる見方になります。

合計行も各分類行と同じく「販売側の値 ÷ (販売側の値 + 在庫側の値)」で計算します。 全体と分類ごとの違いを見るときは、合計行と各行の売上・在庫・回転率を合わせて確認してください。

最初に見るなら、分類を1つ決めて比べる

初めて見る場合は、表示を「売上」、注文期間を「過去30日間」、集計単位を「日表示」にして、分類を「カテゴリー」または「タグ」にするのがおすすめです。 どの分類が売上を作っているかを見たあと、表示を「販売個数」や「予想利益」に切り替えると、売上金額だけでは見えない違いが分かります。

次に商品登録期間を絞ると、いつ登録した商品が売れているかを確認できます。 仕入れ時期、出品時期、タグを組み合わせて見ると、次に増やすべき商品群や見直すべき在庫を判断しやすくなります。