Amazonのカート獲得を失ったときに気づく方法
カートを失う原因は自分ではなく周囲の変化にあります。値下げや出品者の登場を条件にして検知する方法をまとめました。
カートを失ったことに、その場では気づきにくい
Amazonの標準機能だけでは、カートを失った瞬間や原因を常に網羅して通知してくれるわけではありません。 価格の健全性に関する通知はありますが、カートを失う原因すべてを対象にしたものではないため、 気づくきっかけが「最近この商品が売れていない」と後から集計を見たときになりがちです。
カートを失う原因の多くは、自分ではなく周囲の変化にあります。
- 他の出品者が自分より安い価格で出品した
- FBAの出品者が現れた
- 同じコンディションの出品者が増え、価格競争が起きた
- 自分の在庫が切れた
いずれも「自分が何かをした」わけではないため、能動的に見に行かないと気づけません。
セラーセントラルでできること・できないこと
カートの獲得状況は、セラーセントラルのビジネスレポートで確認できます。 商品ごとの「おすすめ出品(ボックス)の割合」を見れば、その期間にどれだけカートを取れていたかが分かります。
ただし、これは結果を後から確認するものです。 「いま失った」ことを知らせてはくれないため、次のような使い方には向いていません。
- 値下げした出品者が現れた直後に対応したい
- 商品数が多く、毎日すべてのレポートを見る時間がない
- カートを失った「原因」(誰がいくらで出品したのか)まで知りたい
手動チェックが続かない理由
商品ページを開いて出品者一覧を見れば、その時点の状況は分かります。 しかし出品と価格は1日の中でも動くため、見た瞬間の状態しか分かりません。
扱うSKUが数十を超えると、毎日すべてを確認するのは現実的でなくなります。 結果として「売れなくなってから気づく」状態に戻ってしまいます。
条件を決めて、変化が起きたときだけ気づく
WatchBellでは、カートを失う原因になりやすい変化を条件として登録しておき、 条件に合致したときだけ通知を受け取れます。
例1: 他の出品者が大きく値下げしたとき
価格の条件では、比較の相手に「直前の最安値」を選べます。
さらに -% で調整できるため、
「直前の最安値から20%以上値下がりした新品の出品が現れたら」という条件が作れます。
自分の出品を判定に含めるかどうかも指定できるため、 自分以外の出品者の動きだけを対象にできます。
例2: FBAの出品者が現れたとき
出品者数の条件では、コンディション別・発送方法別の出品者数を指定できます。 「新品FBAの出品者数が0から増えたら」といった形で、 カート獲得に影響しやすい相手の登場を検知できます。
なお例1・例3が「価格・出品」の監視であるのに対し、こちらは「出品者数」の監視です。 監視対象が違うため、例1・例3とは別のウォッチとして作成します。
例3: 特定の出品者が出品を始めたとき
出品者IDを条件に指定できるため、 よく競合する相手が出品を開始したタイミングを個別に把握できます。
条件は1つのウォッチにつき1〜10件まで、AND/ORで組み合わせられます。 「新品」かつ「FBA」かつ「直前の最安値より安い」のように絞り込めるため、 通知が鳴りすぎて見なくなる状態を避けられます。 ただし組み合わせられるのは同じ監視対象の中の条件だけです。 ウォッチ1件につき監視対象は1つのため、上の例1・例3(価格・出品)と例2(出品者数)は それぞれ別のウォッチになります。
通知が届いたあと、何を見て判断するか
通知履歴には、変化した項目の前後の値と差分が残ります。 「いくらだった価格が、いくらになったのか」が一覧で分かるため、 通知を見た時点で対応の要否をおおよそ判断できます。
さらに商品ページでは、最安値・自出品の在庫数・出品者数の推移をグラフで確認できます。 コンディション(すべて/新品/中古/コレクター)と期間(1ヶ月/3ヶ月/12ヶ月)で切り替えられるため、 今回の値下げが一時的なものか、下落が続いているのかを見てから値付けを決められます。
自動価格改定ツールを使っている場合
WatchBellは価格を自動で変更しません。変化を検知して知らせるところまでが役割です。 そのため、自動価格改定ツールと併用できます。
プライスター・マカド・D-plusなどをお使いの場合は、 WatchBellで個別に判断したい商品を各ツール側で「自動改定しない」設定にしてご利用ください。 自動改定に任せる商品と、自分で判断する商品を分けられます。